Criacao Blog

サッカーの原理原則に基づき、世の中に感動を創造し続ける存在でありたい。

【選手紹介リレー#00 川口創史】

【インタビュー企画:Criacaoロゴ、ユニフォームデザイナー川口創史さん】

本日はCriacaoのかっこ良すぎるロゴ、ユニフォームのデザインをしてくださった川口さん(以下、そーしさん)へのインタビューを掲載します。

Criacaoへの愛と想いを感じて頂ければと思います。

長くなりますがお付き合い下さい。

 

■サッカー?やったことないよ、でもサッカーの仕事がしたかったんだ■

 

そーしさんは中学時代、漫研のような美術部に所属、高校では友人に連れられて見学しに行ったテニス部にそのまま入部したという。

 

え、どこでどうサッカーと繋がるんですか?

 

(そーしさん)「サッカー?サッカー部はガチすぎて入部断念したよ、高校の頃放課後サッカーを一生懸命やったタイプ。日本代表の試合くらいは見てたけどね。

でも10年くらい前に稲本がアーセナルに移籍してTVで見た試合に衝撃的を受けた。「早くてうまい!」ってね。それからサッカーカフェに通ってヨーロッパのサッカーを観戦するようになった。 

 

その頃デザイン事務所で働き始めたんだけど、会社の風習で飯の時間前後に必ずゲームする、っていうのがあって、ある時からウィニングイレブンになった。社長がレアルとバロセロナの混成チームを創って来たからそれにどうやって勝つかとか真剣に考えて戦術とか知識を蓄えていったんだよ笑

 

このゲームには自分でロゴやユニフォーム簡単にデザインする機能もあって、自分で作ったPhoto shopのデータを読み込ませたりして遊んでた。それを今現実でやってるって感覚かな。あの頃からなんとなく自分のフィールドでサッカーに関わっていきたいという想いを持っていたのだと思うよ。

 

■すんげえ面白い本気のやつのためにロゴデザインを考える■

 

そーしさんとCriacaoとの出会い。それは代表丸山が前職時代、そーしさんの高校時代からのご友人であり、Criacaoのコンセプトやブランド創りでサポート頂いている広告会社勤務の仙石さん(以下仙さん)と出会うことに始まる。丸山と仙さんはすぐに意気投合、まもなくしてそーしさんにお声がかかった。Criacaoの育成組織であるProcriarのエンブレムをデザインしてくれないか?という話だった。

 

そーしさん、どうしてまだ出会ってもいないCriacaoのために簡単に引き受けてくれたんですか?

 

(そーしさん)うーん、仙くんが「すんげえ面白い本気のやつがいる。しかも本当にいいやつ」って言ったから(笑)

仙くんの人を見る目っていうか、考え方ってすごく信頼してるから、迷いはなかったなぁ。

 

実際に昨年の初夏に初めて試合を観戦した時、チームの戦う姿勢に驚いたよ。正直当時観戦した松本のJチームの試合よりも面白かった程(笑)。懇親会ではみんなの人柄も感じて好きな人達だなって思ったよ。

 

例え深夜まで作業しても、寝てなくても、丸山さんや剣持さんの目指しているものや考え方、その行動力に本気度が伝わってくるからCriacaoに携わっていることが楽しくて全身全霊を預けられると思っているんだよね。

ビジネスライクではなく、自分の吐き出したものに対して素直に「あり」か「なし」かを考えられるのってのも本当に気持ちがいいよ。

 

■太陽がモチーフのロゴ、ユニフォームの完成!変わらない価値に創造を!■

 

実は仙さんがそーしさんにエンブレムを頼んだのはこの時が初めてではなかった。仙さんは毎年サッカーエンブレムと干支を掛け合わせたそーしさんデザインの年賀状を送っていたのだという。そーしさんはこの頃からエンブレムやユニフォームデザインの本を集めてその意味やモチーフの研究をしていた。エンブレムは市の紋章であることが多く、大自然の力にあやかろうとライオンやタカ、トラ等力強い動物がチーフになっていることが多い。

 

Criacaoはその「創造」という意味から太陽がモチーフですが、実際にデザインするにあたってどんな困難があったのでしょうか?

 

(そーしさん)太陽の図形化ってけっこう難しいんだよ。少し間違えると日章旗みたいになっちゃう。太陽そのものにするのか、太陽を想わせるものにするのかで悩んだよ。結局何パターンも作ってよりシンプルに、より象徴的なデザインになった。

ただ、エンブレムが出来てしまえばユニはエンブレムが一番映えるよう放射線が外に拡がっていくようなイメージがすぐに出て来た。一番シンプルな形に落ち着いたね。

 

Jリーグのユニって何かしよう、という意識が複雑にしすぎてしまっている感がある。逆に欧州では白黒のストライプだったり、真っ赤だったり、目に飛び込んでくる記号的なものが少ない。そういうのが強さなのだと思うんだよね。

Criacaoのユニもどっかで見た事あると思うかもしれない。でもそのデザインの意味やチームの思想をキッチリ反映しさえしていればどんなにシンプルでも個性をきっちり出せると信じている。

「新しいものを模索するのではなく、古くて新しい道がある」「全く同じことをしていても時代が変わればその時代の価値がある」という考え方が好きなのだけど、Criacaoの「変わらない価値に創造を」っていうコンセプトがまさにそれだから、すっと方向性が決まったよね。

 

アーセナルのスタジアムで見たよぼよぼのじじいになるのが夢■

 

そーしさんがCriacaoに乗せている夢って何ですか?

 

(そーしさん)将来、アーセナルのスタジアムで見たヨッボヨボのじじいのように好きなサッカーチームの側に居続けること!ゴールド会員ってシーズンチケットを買い続けた人の特典だからほんとにうらやましかった。しかもそれが自分の携わったエンブレムとかユニとかを着ていたらもっと気持ちいい。それだけ!

 

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そういって今夜も深夜の仕事の後にCriacaoのことを考える。

ロン毛、ヒゲと近寄りがたい印象を受けるが、一度話した時のとっつきやすさとその感性に驚く。

人に惑わされず確固たる信念を持った情熱の人。

 

そんな彼の体力が心配だが、Criacaoは応援してくれる人の夢も乗せて前進しよう。

そーしさん、これからもよろしくお願いします。

ありがとうございました。

 

川口創史

長野県生まれ。趣味は釣り。座右の銘は「人生は流される方向性だけ決めて流される。自力でできることなんてタカが知れている」である。

 

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